日本人は、コンプレックスを抱えている方が多くいます。
では、一体いつからコンプレックスを感じるようになるのでしょうか。
今回はコンプレックスを抱える時期や人と比べてしまう理由などについて、解説していきます。
コンプレックスは自分の自信を失くして、ときには人とのコミュニケーションを取りづらくさせてしまいます。
大人になると多くの男女がコンプレックスを持っていますが、いつから持ち始めているのでしょうか。
今回は、コンプレックスが気になり始める時期や、その理由について紹介していきます。
コンプレックスが気になり始める時期は、人によって様々です。
幼稚園の頃にコンプレックスを感じる人もいれば、大人になって出てくる人もいます。
小学生〜中学生の思春期を迎えるとともに、コンプレックスに気付く方が最も多いと言われていて、内容は顔のパーツがほとんどです。
思春期になると女性の場合は化粧を覚えて解消しようとしますが、それでも「コンプレックスは解消されなかった」「根本的に変えたい」と言った思いを持つ方も多くいます。
さらに、コンプレックスが解消されても、また新たに出てくるという方も多いです。
このように人によっては、一生かけてコンプレックスがつきまとう場合もあります。
人と比べてネガティブになる理由は、主に以下の理由があります。
器官劣等性とは、先天的に体の機能・構造に損傷があることで、他の人よりも劣っているという感覚になることです。
自分のパーツが主観的に見て、他人より劣っているという感覚になり劣等感を感じます。
そして、自分は人よりも劣っているから~~ができないという劣等コンプレックスがあります。
器官劣等性を持たない人であっても、時折このような劣等感に苛まれることはあります。
特に思春期になると人間関係に変化が生じることで、無意識的に他人と自分を比べてしまう機会は増えます。
「他人と比べる」→「劣等感を持つ」→「さらに他人と比べる」→「さらに劣等感を持つ」という悪循環が生じてしまうのです。
コンプレックスは、自分のことが嫌いになってしまう厄介なきっかけです。
そして、コンプレックスは感じやすい人・感じにくい人がいます。
周りの人にどれだけ「かわいい」「かっこいい」「素敵」と言われたとしても、自分に自信が持てない人はまっすぐに受け取ることができません。
なかには「嫌味」と捉えてしまう方もいます。
また、比較傾向にある人は「あの人はこうなのに、私なんて…」と傷つき、他の誰かになろうとして苦しむ。
自分の魅力にも気づいておらず自分に自信が持てない人は、ネガティブ思考傾向にあるためコンプレックスを持っている方が多いのです。
コンプレックスを克服するためには、以下のことを心がけて生活してみましょう。
原因が分かり、解決方法が分かるコンプレックスを持っている場合、改善する努力をしてみて下さい。
どんな自分を目指したいのか明確にして、それに向かって努力をすれば理想の自分に近づけます。
また、今の自分をまず受け入れることも大切です。
コンプレックスがなかなか解消できない理由のなかには、自分の何が嫌なのか本質的な何かが消化できていない事も考えられます。
ありのままの自分を受け入れ、原因を正確に把握することもコンプレックスを克服する方法の一つです。
そして、他の人と比較するのはやめましょう。
皆同じ人間ですが、容姿や性格などが全く同じ人は存在しません。
「みんなちがってみんないい」今の自分も個性として受け入れるようにしましょう。
自分の体や容姿に対するコンプレックスがより強くなると、最終的に精神疾患の領域に踏み込んでしまいます。
痩せるために過度なダイエットをしたり、整形を繰り返してもなお整形をし続ける…といった美への脅迫的追究心は、本人の身体・精神を蝕む要因となりえてしまいます。
今ご自身の容姿にコンプレックスを抱えている方は、本記事と併せてこちらの記事にも目を通していただければ幸いです。
コンプレックスは自分に自信が持てないから、感じてしまいます。
自分を好きになるには時間がかかりますが、焦らずゆっくり向き合い、できることを少しずつ始めてみましょう。